小室哲哉氏の妻KEIKO氏の抱える高次脳機能障害について寄稿しました。
https://hbol.jp/159201
媒体出版社様、編集担当者様にはいつも感謝です。
ありがとうございます。
今まで日の当たらなかった同障害。
実はKEIKO氏が同障害に陥ったと知った際、小室氏にそっとメッセージを送信したことがある。
大変な毎日が続くだろうなという想像は、容易にできた。
まして彼女はまだ若い。
そして、小室氏も当時は働き盛りで、男性としてもパートナーを要する年齢だったため、なんとなく心配していた経緯がある。
私の家族が父の障害で最も困ったのが、記憶と感情のコントロール喪失だった。
経営していた工場には35人の職人がおり、工場を建てた時の借金が憶単位で残っていたため、正直しんどかった。
その中での介護は、やはり小室氏と重なるところがあるのだ。
小室氏がしてしまったことは、世間的には間違っているのかもしれないが、人間は欲を糧に圧と戦う生き物だ。
彼が最も好きだった音楽活動が、今まで彼の「欲」の一部だったとするならば、引退という選択は彼自身を追い込んでしまうのではと、陰ながらも深く心配をするところ。
経済活動の変化も、障害を抱える人らには大きいこと。
2人の将来を今後も陰ながら見守っていきたい。
【高次脳機能がい害の介護者の方へ】
大変な生活が続いているかと思います。
日々の介護に疲れると、介護者への愛情がゆらいだりもします。
それは、間違った感情じゃない。
そんな時、周りの人に「助けて」と素直に言っても誰も責めたりしません。
私も若く頑固で、状況的にもなかなかそれが素直にできず、苦しい思いをしましたが、是非一度、羽を伸ばしてみて下さい。
人間の脳というのはすごいもので、年数が経つにつれ、障がい者の失われた脳機能も、ゆっくりゆっくりと生きている部分がカバーするようになり、できることが少しずつ増えていきます。
それでもそのスピードに我慢できず、周りに「助けて」が言えない場合は、遠慮なくご連絡ください。
contact@aikihashimoto.com
介護で疲れた感情を吐き出すことは、悪いことではないです。
頑張らないで、誰かを頼ってみてください。応援しています。
橋本愛喜